囲碁の基本ルール 囲碁の先手・後手の決め方
囲碁の先手・後手の決め方
囲碁は、黒石を持っている人(黒番)が碁石を打ち始めることでゲームが開始され、
次に、白石を持っている人(白番)が石を打ちます。
先手=黒石を持っている人(黒番)
後手=白石を持っている人(白番)
というふうに、どちらの石を持つかで先手と後手が決まります。
【強い人と弱い人が対局する場合の先手・後手の決め方】
囲碁では、先に石を打つ黒番が有利です。
通常、強い人が白石を持ち(後手)、
弱い人が黒石を持つ(先手)ことになります。
【お互いに強さが同じだっ、という場合の手番の決め方】
強さが互いに同じ物同士の対局のことを互先(たがいせん)といい、
互先の先手・後手は『ニギリ』で決めます。
ニギリとは、その名の通り碁石を握って先手・後手を決めることです。
まず、対局する2人の内のどちらか1人(Aさん:基本的に目上の人)が、
白石を適当に数個握り、手のひらで覆い隠すように碁盤上へ置きます。
そして、もう1人(Bさん)が、Aさんの握った白石の数が
奇数なのか偶数なのかを当てます。
奇数・偶数を当てるのには、黒石を使います。
Aさんの握った白石の数を
Bさんが奇数だと思えば、黒石を1つ碁盤の上に置き、
偶数だと思えば黒石を2つ碁盤上に置きます。
次に、Aさんが白石の数を分かりやすく数えていきます。
碁盤上に2個づつ並べていくと分かりやすいでしょう。
もし、Bさんが白石の数(奇数または偶数)を当てることができれば
Bさんが黒番(先手)、Aさんが白番(後手)となります。
逆に、Bさんが不正解だった時は、
Aさんが黒番(先手)、Bさんが白番(後手)となります。
なお、黒番の方が有利になりますから公平にするため、
ニギリで先手となった黒番には白番に対して、
コミというハンデを負うことになります。